少し前になりますが、ベネチアから50kmほど北へ行ったトレビーゾ(Treviso)県にあるヴァルドッビアーデネ(Valdobbiadene)へ家族と行ってきました。
この地名を聞いてピンときた人は、かなりの洋酒(あるいはイタリア酒)好きなんじゃないかと思います。というのもこの土地はプロセッコ(Prosecco)という発泡性ワインで有名だからです。
プロセッコは日本でもおなじみのフランスのシャンパンの様な口当たりで、アルコール度数も11%前後と似ています。
プロセッコは発泡性ワインと書きましたが、正確にはスプマンテ(発泡性)やフリザンテ(微発泡性)、スティルワイン(非発泡性)などの種類がありますが、生産ではスプマンテが大半を占めています。
また最近この酒は日本でも簡単に手に入る様になってきたようです。さらに詳しく知りたい方は、下のリンク先に多少情報がありました。
今回訪ねた場所は、ヴァルドッビアーデネにあるリバ・デ・ミラン(Riva de Milan)というアグリツーリスモです。アグリツーリスモは、牧場や畑にレストランがついている施設の総称で、イタリアでは各地にあり家族連れなどにとても人気があります。
リバ・デ・ミランのHPですが、オフィシャルサイトが不通のためconeglianovaldobbiadene.itのリバ・デ・ミランのページです。イタリア語のみ。
www.coneglianovaldobbiadene.itのリバ・デ・ミランページ
ちなみにこのリバ・デ・ミランにはホテルもついているので、宿泊込みで行くのも良さそうです。
食べ物もプロセッコに合わせて色々注文できました。プロシュート(生ハム)やソプレッサ(サラミ)や、それにサラダとも合うんじゃないかなと思います。
この肉とも相性良し
今回レストランで飲んでいたのはフリザンテで、美味しかったので同じものをお土産に買ってきました。
ラベルにD.O.C.とありますが、これはイタリアワインの格付けで2等を表すそうです(入れてくれた箱にはD.O.C.G.と書いてあり紛らわしいのですが笑)。
ちなみにD.O.C.認定ではありますが、1本大体4.5ユーロで、比較的安い(ものも多くある)のもプロセッコの魅力だと思います。
またプロセッコは「寝かさず若いうちに飲むべし」と言われ、家飲みパーティーなどでオリーブやサラミなどと一緒に食前酒として、というのがこちらでは通常の飲み方となっています。
…ところで、プロセッコやイタリア産ワインのことを考えた時に思うのは、マーケティングの重要性です。例えばフランス産ワインやシャンパンと比較した際に、品質と世界的な認知度とがどうしても吊り合いません。例えば日本でも、品質に関わらずシャンパンがあれだけ認知され買われているのにプロセッコは「へ〜そんなのあるんだ」的な…
まぁ、これを言い出すと長くなりそうなのでここでは止めておいて、今度しっかり調べてちゃんと書いてみたいと思いますm(_ _)m